
板金塗装業務の中身を簡単に説明しますと、車のボディの歪みやパネルの凹みを復元する作業が板金、 剥がれたりキズが付いた塗膜を修理し、色をかける作業が塗装となります。
一言で板金塗装といっても正しい手順を踏まないと修理した直後は良くても後々修理箇所から水漏れ・発錆等の不具合が発生してしまいます。
正しい手順であるべき姿に復元するためにここではその業務内容をご紹介します。
板金業務
①損傷部分の確認

まずは損傷している部分を確認します。ただ凹みを確認するのではなく、
その損傷がどのような入力によってもたらされたのか、そしてどこに波及する可能性があるのかを慎重に見極めます。
この見極め如何でこの後の修理方法が決まります。
②部品の取り外し

作業に際して邪魔となる部品を取り外します。損傷している部位によって作業内容は大きく左右されます。
③フレーム修正

車のボディが歪んでしまっているような大きな事故の場合、修正機において車の歪みを正しい位置まで戻します。
④パネルの切断

大きな事故の場合、パネルを切り継いで溶接していきます。溶接の継ぎ目は⑥と同様にパテを充填し削ることで表面をなだらかにします。
⑤ハンマリング

その名の通りハンマーを使って、凹んだ部分を叩き出します。ハンマーが入らない箇所はスタッド溶接機を使って引っ張り出します。ここまでである程度の形が見えてきます。
⑥パテ作業

表面の凹凸を成形し、防錆の役割も果たします。表面がなだらかになるまで削り取っていきます。
ここから塗装の業務に移ります。
⑦部品の組付け

塗装が完了すると取り外した部品を元通りに組み付けて完了です。
塗装業務
①調色作業

隣接パネルとの色の違いが出ないように確かめながら、最適な色になるように調合します。
②パテ研ぎ作業

板金業務で削ったパテをさらに細かく削っていきます。
③サフェーサー作業

塗装前の下処理の最終段階です。表面の細かい凹凸を成形し、さらに研ぎ落して表面の段差を無くします。
④塗装作業

調合した色を塗りムラが出ないようにボディに吹き付けます。ブース内で作業します。
⑤磨き作業

塗り上がった表面を磨き、塗装に光沢を出します。これで塗装の工程は完了です。
このように古田鈑金工芸では、様々な工程を経て皆様のお車を正しく、あるべき姿に復元する業務を行っています。
「高品質の修理をスピーディーに」が私たちの基本姿勢です。どうか安心してお車をお預けください。
