
古田鈑金工芸は、昭和34年に古田定喜が創業した自動車板金修理工場です。
一般的な見解では、日本におけるモータリゼーションが昭和39年の東京オリンピックを境に始まったといわれていますので、当社は正にその黎明期もっと言えばそれ以前から自動車板金修理を営んできています。
古くから鈑金・塗装業の第一人者として仕事に取り組んできた当社には、連綿と引き継がれてきた精神が宿っています。
それが、車のことを第一に考えて修理に取り組むというこだわりです。
古田鈑金工芸の板金・塗装へのこだわり
車本来の強度を損なわない修理

自動車の修理はパネルを取り替えることが多いですが、ドアパネルのようにボルトで車体に取り付いているものと、
ボデーそのものを形成している部分とでは大きくその修理方法が変わります。
ボデーそのものを形成している部分を切断し、溶接することは、強度の低下につながり、錆の発生の可能性を高めてしまいます。
後々のことを考えた場合、その車にとってデメリットになってしまうこともあるのです。
古田鈑金工芸では、第一に車の本来の強度を保持することを考え、修理方法を提案します。
車本来の塗装を残した修理

車の塗装は原理原則として、新車の状態のものが一番です。キズがついたり凹ませてしまった場合、当然塗装の作業を施しますが、
塗装をするという行為は本来の塗膜の上にさらに塗膜をかけるということですので、その作業の際に塗膜内に異物が入り込む可能性が出てしまい、必ずしも良いことであるとは言えません。
古田鈑金工芸のでは浅めのキズであれば、磨きでの修理方法を提案し、また、塗装を施すにしても、その範囲をできる限り抑え、本来の塗膜を活かす修理を心がけます。
ネジ1本へのこだわり(あるべきネジをあるべき場所へ)

古田鈑金工芸にでお預かりする車のに中には、すでに修理された過去のある車も多数存在します。作業の過程の中で分解を進めていきますと、
ボルトやネジが本来のものとは違うものが使われていたり、本来あるべき場所と違う場所に使われていたりということもしばしばあります。
もちろん留まっていればOKなのですが、古田鈑金工芸ではそういった細かい部分もあるべき姿へ戻すことを心がけています。
パネルとパネルの隙間を見て、あるべき来るの形へ

一見しただけではわからないようなパネルの隙間の違い。その原因が車体の歪みであったりすることもあります。
ちょっとこすっただけ・・・と思ってお持ち頂いた車が、よく見ると車体が歪んでいたということは、決して少なくありません。
もちろんこすったキズが直っていればOKというお客様のニーズは尊重した上で、現在のお車の状況を説明し、永く車を安心・安全にお乗り頂けるよう心がけています。
創業時から引き継がれてきた上記のようなこだわりをモットーに、様々な縁あるお客様の車を直していきたいと考えております。
一人でも多くのお客様の車の凹みを直し、車をぶつけてしまったお客様の心の凹みも治すことが私たちの喜びです。
これからも末永く古田鈑金工芸をよろしくお願いします。